日記とオーディオネタ
by conrans
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2006年 09月 10日
博多の妊婦
一幸舎をズズズビズビズバ完食し、安宿に戻った。
机正面の鏡で老けた自分の顔を見ていると、サミュエルウルマンの詩「青春」が脳裏をかすめた。
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。曰く 驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味・・・」
一夜限りの博多である。一杯のラメンで終わってはならぬ。ほんなこつなさけなか~
博多といえば「いろはの水炊き」ではないか!ご一行様一人であるが、岡山F太郎君は一人で行きましたよ!と平然と言ってたではないか。行ってくるぞと勇ましく、安宿のフロントのおばちゃんに、いってらっしゃーいと送り出され夜風にあたると、おっ、そや電話しとこ、と「いろは」にテレフォン。
今日はほんなこつ満席でひとりもはいれんちゃねえ~~。残念無念なんや念。
ってな経過で、あと博多で知ってる言葉といえば「一蘭」
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自動販売機でラーメン650円の食券を購入し、電光掲示板の空いている席に座る。席はひと席ずつ区切られていて、席から店員の顔は見えず、能書きの書いた赤いのれんが垂れ下がっている。昔、日赤前1店舗だけの時に行ったから変わらぬ「一蘭」の味集中システムだ。いまは、九州10軒、関東9件の一蘭フードシステムテクノロジーアソシエーションであるが、拙者はココの味が好きである。
全てにノーマルな拙者は、注文用紙に普通、普通、普通と○を付け、まだ見ぬ店員に渡す。
いまさら感動はないのだが、まだまだウマい。トンコツだが、なにかコクのある味付けがしてたり癖になるのだ。赤い辛ミソをほぐすと違った味が楽しめる。さきほどスープを飲み干した一幸舎ほどではないが一蘭ならではの味で、違うベクトルだ。
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スープをすすってると、客の会話が聞こえてきた。「長浜ラーメンがどーしたこーした・・」拙者の中では、博多ラーメンとかトンコツラーメンとか九州ラーメンという言語に隠れて長浜ラーメンが死語になっていたが、確かにそういう言葉があった。

jneco君のよーに足を棒にしながら走った、のなら褒められるが、腹を太鼓のよーにして食った、では褒められぬが、追い立てられるように深夜のご一行様一人は地下鉄・赤坂駅に降り立ち、ズンズン長浜を目指した。
「元祖・長浜屋」まで徒歩10分。
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自動販売機でラーメン400円のチケットを買い店内へ。ラフなお店、ラフな店員、ラフなお客と3拍子揃っている。
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スープをすする。雨水?いや薄い。さらりとした食感なのだが脂っこさがある。トンコツそのもののひねりなしの直球スープだ。麺は細いがボソっとした歯ごたえだ。三津のアソコに似ている。チャーシューではなく味付けの無い豚の細切れ煮が浮いていてここにもラフがうかがえる。ヘタなコクや味なら無いほうがマシとあざけ笑うような「元祖・長浜屋」のシンプルトンコツであり、ゆえに50年以上続いているのだろう。
ちらりと頭に、わが島に出来るらしい「一風堂」の文字が浮かぶが、思わず黒板消しでゴシゴシ消し、妊娠8ヶ月位の腹をさすり、トンコツの湯気を見つめた。
やましい事など一つも無いアリバイフォート有りの博多ラメントライアスロン3種競技であった。
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by conrans | 2006-09-10 09:23 | 外食 トップ▲
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